医療法人を設立するメリット
個人開業の場合と医療法人を設立する場合を比較すると様々なメリット・デメリットがあります。
一般的には法人化のデメリットよりメリットの方が多いですが、利益が少ないと税金面で不利になることもありますので、比較検討する必要があります。
医療法人のメリット
- 節税効果が見込める
- 法人税は一定税率、所得税は超過累進課税となり利益が大きいほど法人の方が節税できる
- 給与を受け取ることで給与所得控除が受けられる
- 退職金を積み立てることにより、将来的に退職所得控除が受けられる
- 社会的な信用アップが期待できる
- 経営と家計を明確に分離できる
- 分院が開設できるようになる
- 代替わり(事業承継)をスムーズに行うことができる(個人開業では、廃業~開業の手続きが必要)
医療法人のデメリット
- 剰余金を配当できない
- 交際費に経費算入に制限
その他特徴
- 医師が一人でも法人設立が可能(昭和60年の医療法改正により)「一人医師医療法人制度」
- 社団と財団があるが、社団においても持ち分は認められない(平成19年の医療法改正により)
医療法人設立認可申請業務のご案内
メリット・デメリットの項で触れませんでしたが、医療法人設立において、準備する書類の多いこと、限られた期間の中で煩雑な手続きをこなさなければならないことに、不安を感じておられる先生も多いかと思います。
当事務所では、医療法人設立認可申請から保健所への開設許可申請に至る書類作成、申請手続きの面で全面的にサポートさせていただきます。
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(鎌倉、湘南、横浜ほか神奈川県、東京都全域で出張対応します)
大まかな流れ
- 申請書作成
- 事前審査
- 申請書提出
- 審査~医療審議会
- 認可
- 登記(2週間以内)
- 開設許可申請(保健所)